平成29年8月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(1/2)

今月のトピックス

2017年上半期、有効求人倍率は高水準が続く

2017年上半期の有効求人倍率の推移を2016年との比較で見ると図表①となります。有効求人倍率は年初より常に前年 を上回って推移し、2017年6月には1.51倍と、1974年2月(1.53倍)以来43年4カ月ぶりの高水準となりました。 また、正社員の有効求人倍率の推移を2016年との比較で見ると図表②となります。正社員についても、年初より前年を上回って推移し、2017年6月には1.01倍となり、2004年11月の調査開始以来、初めて1倍を上回り過去最高となりました。
このように、2017年の上半期は、企業が人材を確保するためには更に厳しい雇用環境になっており、人材確保に苦労する企業が増加していると考えられます。


不足感が高いのは「医療・福祉」、「郵便業・運輸業」、「建設業」

次に、最新の調査結果から産業別の過不足判断DIを見ると図表②となります。最も過不足判断DIが高いのは「医療・福祉」(55%ポイント)、次いで、「郵便業・運輸業」(46%ポイント)、「建設業」(43%ポイント)となっており、これらの産業分野において、特に人材不足が深刻であることが分かります。


<図表① 有効求人倍率の推移>

図表1 有効求人倍率の推移


<図表② 正社員の有効求人倍率の推移>

図表2 正社員の有効求人倍率の推移

出典:図表①、②ともに厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成

人材確保が困難であることが生産性向上のボトルネックとなる

東京商工会議所がおこなった「生産性向上・ICT活用状況に関するアンケート調査」によると、「生産性向上を進めるためにボトルネックとなっていることはありますか」という質問に対する回答の結果は図表③となります。
47%の企業が「人材確保が困難」をボトルネックとしてあげており、厳しい雇用環境の中、優秀な人材を確保できない ために、生産性向上も進めることができ ないという悪循環に陥っている企業が多いのではないかと考えられます。

調査期間:2016年12月1日~12月20日
調査対象:東京商工会議所会員企業10,000社
調査方法:郵便送付/FAX・メール返送
回 答 数:1,087

<図表③ 「生産性向上を進めるためにボトルネックとなっていること>

図表③ 「生産性向上を進めるためにボトルネックとなっていること

出典:東京商工会議所「生産性向上・ICT活用状況に関するアンケート調査」より作成



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