平成30年3月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(1/2)

今月のトピックス

転職者に占める35歳以上の比率は2002年の42.2%から2017年には55.9%に上昇

総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」から、転職者における年齢層別の構成比の推移を示すと図表①となります。若年層である15歳~24歳、25歳~34歳の構成比は低下傾向が続いており、2002年と2017年を比較すると、15歳~24歳は26.6%から18.3%へと8.3ポイントの低下、25歳~34歳は30.9%から25.4%へと5.5ポイントの低下となっています。一方、35歳以上の年齢層は各層ともに構成比が上昇しています。
特に、35歳~44歳は16.2%から21.5%へと5.3ポイントの上昇、55歳~64歳は9.5%から13.5%へと4.0ポイントの上昇となり、上昇幅が大きくなっています。
35歳以上の転職者が占める比率を計算すると、2002年の42.2%から2017年には55.9%に上昇しており、転職マーケットの中心が若年層から35歳以上の中堅からベテラン層へと変わってきていることが分かります。
このような変化の大きな要因としては、少子高齢化を背景に、35歳以上の就業者数が増加し、若年層の就業者数が減少しているということが考えられます。同じく労働力調査によると、35歳以上の就業者の構成比は2002年の67.5%から2017年には74.9%に上昇しています。

図表① 転職者における年齢層別の構成比の推移の推移

図表① 転職者における年齢層別の構成比の推移の推移

出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」各年度版より作成


15歳~24歳の年齢層で転職する人の比率が低下

次に、各年齢層における転職行動の活発さを見るために、転職率(就業者数に占める転職者数の比率)の推移を見ると図表②となります。15歳~24歳の転職率だけが大幅に下がっており、若年層では転職する人の比率は低下してきていることが分かります。一方、それ以外の年齢層では転職率はほぼ横ばいで推移しており、転職傾向に大きな変化はないと思われます。

図表② 年齢層別の転職率の推移

図表② 年齢層別の転職率の推移

出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」各年度版より作成

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