平成29年3月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(2/2)

2017年1月の雇用関連データのまとめ(2017年3月3日公表)

就業者数、雇用者数ともに49カ月連続で増加

就業者数は6,470万人(前年同月比46万人増)で49ヶ月連続の増加となった。雇用者数も5,793万人(同59万人増) で49ヶ月連続の増加となっており、雇用環境は改善基調が続いている。



完全失業者数は197万人で80カ月連続の減少

完全失業者数は197万人(前年同月比14万人の減少)で80カ月連続の減少となった。完全失業率(季節調整値)は前月より0.1ポイント低下して3.0%となった。




◆2016年平均の完全失業率は前年比0.3ポイント低下して3.1%となった

過去6年間の主要雇用環境指標の年平均値の推移を見ると、2016年平均の完全失業率は前年比0.3ポイント低下して 3.1%となり、6年連続の改善となった。これは1994年(2.9%)以来22年ぶりの低水準であり、中長期的にも雇用環境は改善傾向が続いている。また、就業率は4年連続で上昇しており、雇用環境の改善を背景に就業意欲も高まっていると考 えられる。



【主要雇用環境指標の推移 ※クリックで拡大】

表:主要雇用環境指標の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



【主要雇用環境指標の前年同月の推移】 ※クリックで拡大】

表:主要雇用環境指標の前年同月の推移】

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



建設業の就業者数が大幅に増加

産業別に就業者数を見ると、最も増加しているのは建設業であり、前年同月比27万人の増加で501万人となった。次いで、卸売業・小売業が21万人増加して1,100 万人となった。



【主要産業別の就業者数・雇用者数 ※クリックで拡大】

表:主要産業別の就業者数・雇用者数

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



正規社員数は26カ月連続の増加で3,407万人となる

正規の職員・従業員数は3,407万人(前年同月比65万人増)で26ヶ月連続の増加となった。非正規の職員・従業員数は 2,047万人(前年同月比3万人増)で14カ月連続の増加となり、非正規社員の比率は37.5%(前年同月比0.5 ポイント低下)となった。



【雇用形態別雇用者数の推移 ※クリックで拡大】

表:雇用形態別雇用者数の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



完全失業者数は男性9万人減、女性5万人減となり、男性・女性ともに減少

完全失業者数は男性が121万人(対前年同月比9万人減)、女性が76万人(同5万人減)となり、男性・女性ともに減少し た。男性は65歳以上を除くすべての年齢階級で完全失業者が減少した。



完全失業率は15歳~24歳の女性で最も大幅な改善となった

完全失業率(季節調整値)は、15歳~24歳の女性が対前月0.9ポイント低下して3.4%となり、最も大幅な改善となった。 また、15歳~24歳と25歳~34歳の完全失業率はいずれも対前月で0.4ポイント低下しており、若年層の雇用環境は改善傾向となっている。

【年齢階級別・男女別完全失業者数・完全失業率 ※クリックで拡大】

表:年齢階級別・男女別完全失業者数・完全失業率

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



「勤め先や事業の都合による離職」の減少傾向が続く

完全失業者を求職理由別に見ると、「勤め先や事業の都合による離職」が33万人で前年同月比11万人の減少となり、49カ月連続の前年割れとなった。景気が回復基調で推移するなか、倒産やリストラ等の事業者都合による離職は減少傾向が続いている。



【求職理由別完全失業者数の推移 ※クリックで拡大】

表:求職理由別完全失業者数の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成


有効求人倍率は前月と同じ1.43倍となり、1991年以来の高水準を維持

有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じく1.43倍であり、1991年7月(1.44倍)以来の高水準を維持している。先行指標となる新規求人倍率(同)は2.13倍で前月より0.05ポイント低下した。また、正社員の有効求人倍率(同)も前月と同じの0.92倍であった。



【有効求人倍率(パートタイムを含む/季節調整値)の推移 ※クリックで拡大】

表:有効求人倍率(パートタイムを含む/季節調整値)の推移

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成


有効求人倍率が最も大幅に上昇したのは「建築・土木・測量技術者」で、前年同月比0.98ポイント上昇で5.56倍となる

「専門的・技術的職業」の有効求人倍率は、前年比0.14ポイント上昇して2.14倍となった。細職種別に見て有効求人倍率が最も大幅に上昇したのは「建築・土木・測量技術者」であり、前年同月比0.98ポイント上昇して5.56 倍となり、企業にとっては厳しい雇用環境が続いている。



【職業別有効求人倍率(除パート)の推移 ※クリックで拡大】

表:職業別有効求人倍率(除パート)の推移

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成

【職業別有効求人倍率(除パート)の対前年同月差 ※クリックで拡大】

表:職業別有効求人倍率(除パート)の対前年同月差

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成

※「労働力調査」は、平成29年1月分結果からベンチマーク人口の基準が平成27年の国勢調査結果に切り替わったことに伴い過去の数値についても変更されています。

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