平成29年1月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(1/2)

今月のトピックス

完全失業率(季節調節値)は3.1%まで低下し、完全失業者数は200 万人を割る

完全失業率と完全失業者数の過去2 年間の月別の推移を見ると図表(1)となる。完全失業率は2015 年1 月の3.6%から低下傾向が続いており2016 年11 月には3.1%となった。完全失業者数についても減少トレンドが続いており、2016 年10月には200 万人を割って195 万人となった。このように雇用環境は着実に改善されており、求職者にとっては転職に有利な状況が、一方、企業については人材確保が困難な状況が続いている。



<図表1 完全失業者数と完全失業率(季節調整値)の推移>

表:図表1 完全失業者数と完全失業率(季節調整値)の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



需給のミスマッチによる構造的失業の比率が上昇

完全失業者における「構造的失業(企業が求める人材と求職者の持っている特性などが異なることにより生じる失業)の比率」と「需要不足失業(労働需要が減少することにより生じる失業)の比率」の推移を見ると図表(2)となる。

景気回復を背景に、需要不足失業の比率は2009年の44.8%から2016 年7 月~9 月には33.0%にまで低下している。一方、構造的失業の比率は2009 年の55.4%から2016 年7 月~9 月には67.0%に上昇しており、求職者側の希望と企業が求める要件のミスマッチによる失業が増加していることが分かる。



<図表2 構造的失業と需要不足失業の比率の推移>

表:図表2 構造的失業と需要不足失業の比率の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



*仕事に就けない理由が、「賃金・給料が希望とあわない」、「勤務時間・休日などが希望とあわない」、「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」、「自分の技術や技能が求人要件に満たない」、「その他」を構造的失業とし、「希望する種類・内容の仕事がない」、「条件にこだわらないが仕事がない」を需要不足失業とした。


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