平成28年3月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(2/2)

2016年1月の雇用関連データのまとめ(2016年3月1日公表)

就業者数、雇用者数ともに増加しており、雇用環境は改善基調が続く

就業者数は6,399 万人(前年同月比90 万人増)で14 カ月連続の増加となった。雇用者数は5,712 万人(同101 万人増)と大幅な増加となり、雇用環境は改善基調が続いていると考えられる。



完全失業率は3.2%で、前月比0.1 ポイントの改善

完全失業者数は211 万人(前年同月比20 万人の減少)で68 カ月連続の減少となった。完全失業率(季節調整値)は前月と比べ0.1 ポイント低下して3.2%となった。

時系列に前年同月を見ると、完全失業者数は2012 年から5 年連続の減少、完全失業率も2012 年から5 年連続の改善となっており、中長期的にも雇用環境は改善傾向が続いていると言える。

【主要雇用環境指標の推移 ※クリックで拡大】

表:主要雇用環境指標の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成

【主要雇用環境指標の前年同月の推移 ※クリックで拡大】

表:主要雇用環境指標の前年同月の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



産業別の就業者数では医療・福祉の大幅な増加が続く

産業別に就業者数を見ると、医療・福祉が784 万人(前年同月比38 万人増)と8 か月連続で大幅な増加になっている。また、製造業も1,073 万人(同38 万人増)と、先月に引き続き大幅な増加となった。

一方、大幅に減少したのは先月に引き続き建設業であり、就業者数は472 万人(前年同月比17 万人減)となった。

【主要産業別の就業者数・雇用者数 ※クリックで拡大】

表:主要産業別の就業者数・雇用者数

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



正規社員は14 カ月連続の増加

正規の職員・従業員数は3,329 万人(前年同月比56 万人増)と14 カ月連続の増加、非正規の職員・従業員数は2,037 万人(前年同月比48 万人増)と2 カ月連続の増加となった。

【雇用形態別雇用者数の推移 ※クリックで拡大】

表:雇用形態別雇用者数の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



完全失業率は、男性が前月比0.2 ポイント低下、女性は前月通り

完全失業率(季節調整値)を男女別に見ると、男性が前月比0.2 ポイント低下で3.4%、女性が前月と同じで2.9%となった。



25 歳~34 歳の完全失業率が改善

年齢階級別に完全失業率(季節調整値)を見ると、25 歳~34 歳の年齢階級が前月比1.0 ポイント低下で4.2%となり、最も大幅な改善となった。

【年齢階級別・男女別完全失業者数・完全失業率 ※クリックで拡大】

表:年齢階級別・男女別完全失業者・完全失業率

出典:総務省統計局 労働力調査より作成



「勤め先や事業の都合による離職」の減少傾向が続く

完全失業者を求職理由別に見ると、「勤め先や事業の都合による離職」が44 万人(前年同月比2 万人減)と減少傾向が続いており、景気が回復基調で推移する中、倒産やリストラ等の事業者都合による離職は減少傾向が続いている。

【求職理由別完全失業者数の推移 ※クリックで拡大】

表:求職理由別完全失業者数の推移

出典:総務省統計局 労働力調査より作成


有効求人倍率、新規求人倍率ともに上昇

有効求人倍率(季節調整値)は1.28 倍で前月比0.01 ポイント上昇、新規求人倍率(季節調整値)は2.07 倍で前月比0.17ポイント上昇と、ともに上昇した。有効求人倍率は1991 年12 月(1.31 倍)以来、24 年1 カ月ぶりの高水準となった。

正社員求人倍率は前月と同じの0.80 倍であった。

【有効求人倍率(パートタイムを含む/季節調整値)の推移 ※クリックで拡大】

表:有効求人倍率(パートタイムを含む/季節調整値)の推移

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成

有効求人数は減少に転じる

有効求人数は前月比1.6%減と10 か月ぶりに減少に転じたが、有効求職者数も前月比2.2%減と減少したために有効求人倍率は上昇する結果となった。

【有効求人数・有効求職者数(パートタイムを含む/季節調整値)の推移 ※クリックで拡大】

表:有効求人数・有効求職者数(パートタイムを含む/季節調整値)の推移

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成


「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」と「建築・土木・測量技術者」の厳しい人材不足が続く

職業別に有効求人倍率を見ると、専門的・技術的職業の有効求人倍率は2.00 倍(前年同月比+0.13 ポイント)となり依 然として高水準である。

最も人材需給がタイトなのは「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」であり、有効求人倍率は7.64 倍(前年同月比▲0.47ポイント)となっている。次いで、「建築・土木・測量技術者」が4.58 倍(前年同月比+0.4 ポイント)となり、企業にとって人材確保が困難な状況が続いている。

【職業別有効求人倍率(除パート)の推移 ※クリックで拡大】

表:職業別有効求人倍率(除パート)の推移

出典:厚生労働省:一般職業紹介状況より作成

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