平成28年3月 最新人材市場動向レポート「ヒューマンタッチ総研Monthly Report」(1/2)

今月のトピックス

非正規で働く女性就業者が大幅に増加

2月号で、女性の就業者数が2012 年の2,654 万人から2015 年には2,754 万人(100 万人の増加)となり、女性の増加傾向が顕著であることを紹介した。今月はその中身をもう少し細かく見てみたい。

まず、雇用形態別に女性の就業者数の推移を見ると図表1 となる。非正規の従業者数は2005 年の1,125 万人から2015 年には1,345 万人(220 万人増)となり大幅に増加している。一方、正規の従業者数は2005 年の1,018 万人から2015 年には1,043 万人(25 万人増)と微増にとどまっていている。ここからは、非正規で働く女性が大幅に増えたことが女性の就業者数増加の大きな要因であることが分かる。

<図表① 雇用形態別の女性の就業者数の推移>

表:雇用形態別の女性の就業者数の推移

出典:厚生労働省「労働力調査」より作成

出産・子育ての年齢層の就業率が大幅に上昇

次に、年齢階級別の女性の就業率を2005年と2015 年で比較すると図表2 となる。どの年齢階級でも就業率は上昇しているが、特に出産・子育てで就業率が低下する傾向が強かった30 歳代で大幅に上昇していることが注目される。

30~34 歳は2005 年には58.8%であったが、2015 年には68.4%(+9.6 ポイント)に上昇している。また、35~39 歳についても60.0%から69.4%(+9.4 ポイント)へと大幅に上昇している。このように30 歳代の女性の就業率が高まった要因としては様々なものが考えられるが、基本的には女性の価値観、ライフスタイルの変化により労働参加意欲が高まったことがあるのではないかと考えられる。政策動向としても、「女性活躍推進法」が平成28 年4 月に施行される等、女性の活躍を社会全体で推進するための体制整備が進められており、各企業においても女性活用に向けての本格的な取り組みが必要になりそうである。


<図表② 年齢階級別の就業率の比較>

表:図表2 年齢階級別の就業率の比較

出典:厚生労働省「労働力調査」より作成


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