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技術が顧客価値を創造するためには何が必要か その1

市場で求められるエンジニアになるためのスキルアップ手法

(2015/11/23)

ご無沙汰しております。もう3月も半ばですが、本年最初のコラムになります。
本年も、市場価値の高い技術者になるためには何が必要かについて、色々と書いていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

先日、ドラッカーの「現代の経営」を久々に読み直してみました。
「企業の目的は『顧客の創造』である」、「顧客創造のための企業の基本的機能はマーケティングとイノベーションである」、「われわれの事業は何かという問いを発し、正しく答えることこそトップマネジメントの責務である」といったドラッカーの名言を読み返しながら、技術者にとって「顧客視点」、「マーケティング・マインド」が重要であるのは、何も今に始まったことではないのだということを再認識させられました。
1950年代に書かれた古典的な本ですが、現代において出版されている数多くのノウハウ本的な経営書にはない本質的な課題認識とその解決へのアプローチをこの本の中に発見することが出来ます。 時間があればぜひご一読されてはいかがでしょうか。

さて、2013年を振り返ると、アベノミクスの効果もあり、各業界で明るい兆しが見えてきたようです。
中でも、自動車業界の復調が鮮明であり、第3四半期(2013年4~12月)の決算は主要10社すべて増収となり、営業利益も為替差益が大きく寄与したことなどにより7社が過去最高を更新しています。

このように、これからも日本の産業を牽引すると思われる自動車業界ですが、今後は破壊的イノベーションにより大きな変化が起こりそうです。
経済学者シュンペーターの言うところの「不連続の発展」です。
シュンペーターは、「幌馬車が二頭立てから四頭立て、八頭立てと増えるのは連続的発展である。スピードも多少早くなるし、距離も多少伸ばすことが出来るが、馬の数を多くするだけでは限界がくる。このような発展は旧来からの連続の上に成り立つ連続的発展である。しかし、本当の発展はそうした連続上ではなく、不連続なかたちで生まれる。幌馬車という乗り物の場合は、蒸気機関車が取って代わったことが、不連続な発展である」、といったようなことを述べています。

例えば、ガソリン・エンジンの自動車から電気自動車への変化は「不連続な発展」だと言えます。 そして、その変化を生み出すためには従来の技術進化の連続線上ではない、破壊的イノベーションが必要になると考えられます。 また、自動車の車載情報機器とクラウドサービスなどを組み合わせた「自動車とITの融合」も「不連続の発展」を生み出しそうです。
今年の初めの日経新聞の朝刊(2014年1月7日)で、「Googleが、「Android」OSを自動車に搭載することを目的に、自動車メーカーのGeneral Motors(GM)、Audi、本田技研工業(ホンダ)、ヒュンダイ等と提携」という記事が出ていましたが、このような連携により将来的には、「自動走行車」が生み出されそうです。
このような破壊的イノベーションにおいて主導権を握ることが、自動車業界で勝ち組になるためには重要になると思われます。
そして、これは何も自動車業界に限ったことではありません。安倍政権の経済政策の第3の矢である「成長戦略」の実現にとっても非常に重要な要素になると考えられます。

しかし、ここで注意すべきことは技術的に可能であることと、そのことが顧客価値を創造することは違うということです。技術的に素晴らしく斬新なものであっても、それが必ずしも顧客に受け入れられるとは限りません。
クラウドコンピューティング時代の問題の一つは、クラウドのもつ技術的可能性が非常に幅広いので、技術者として技術的可能性ばかりを追求して、誰も必要としていないアプリケーションを作ってしまう誘惑にかられることです。技術的可能性の追求のベースには、常に顧客価値創造の視点をもつことが技術者には求められます。

次回からは、技術を起点とした破壊的イノベーションによる顧客価値創造を推進するためには技術者はどのようにあるべきかという問題意識をもって、技術とマーケティングの視点から技術者のあるべき姿について書いていきたいと思います。

イノベーション理論の開祖であるクリステンセンは、「破壊的イノベーションを起こすためには顧客の声を聞いてはいけない」と言っています。破壊的イノベーションによる顧客価値の創造と顧客ニーズの関係性はどうなっているのでしょうか?皆様と一緒に色々と考えてみようと思います。

今年もご愛読いただければ幸いです。

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コラムニストのご紹介

髙橋秀綱氏<br>(戦略コンサルタント)

髙橋秀綱氏
(戦略コンサルタント)

市場で輝くクリエイティヴなエンジニアになるためのノウハウを学ぶ!

富士通グループのシンクタンクである富士通総研で、マーケティング戦略や新規事業戦略プランニングの分野を中心に多数のプロジェクトに参加すると同時に、社内教育のカリキュラム策定や研修講師を務める。
2011年に独立後も、大手IT企業の社員教育、様々な業種における業界調査、戦略策定のコンサルティングをおこなう。

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